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-ブラッシュアップセミナー 2023 開講!- 助産師に求められるバイアスマネジメントとは  -育休のデータからみる当事者の価値観の変容を捉える-

2023年5月より、HAVE取得者を対象としたブラッシュアップセミナー2023が開講しました。

これは、License saysの中でもHAVE取得者が年に10回のセミナーを無償で受講でき、最新の情報を学び、仲間と共に自身をブラッシュアップしていただくためのセミナーです。

 

今回の第1回では、「助産師に求められるバイアスマネジメントとは -育休のデータからみる当事者の価値観の変容を捉える-」というテーマで、XTalent株式会社の筒井 八恵先生にお話いただきました。

筒井先生はビジネス視点をもった助産師として、License saysの運営団体である株式会社With Midwife代表の岸畑の同志でもあります。

そんな助産師として新しい知見を共有いただける講師を第一回目の講師としてお迎えできたことを大変嬉しく思います。

講義の中でも、「助産師の言葉かけが、受け手側へ与える影響は大きい」という内容がありました。

助産師の皆さん自身も一度は「自身の言葉の重み」を感じられたことがあるのではないかと思います。

 

今回は、助産師または対象者自身が持っているバイアスについて、男性育休を取り巻くデータから学びを深める時間となりました。

 

―――以下は、講義の一部の内容を抜粋してまとめたものです。

まず、助産師自身の声掛けが「男性は仕事、女性は育児」と受け取られるようなものになっていないか?また、「男性の育休取得が推進されているのだから男性も育休を取って当たり前。取らない人は仕事中心で子育てに非協力的」という前提で対象者やそのパートナーをみていないか?
などと自問自答することは必要で、自らのバイアスを自覚し、ことばや行動に反映できるかどうかが助産師にも強く問われる時代です。

 

最近は、キャリアとライフを別に考えるのではなく、両方を充実していく考え方が増えてきています。「キャリア・スキルアップへの意欲が高い人ほど、両立のための制度やコミュニケーションによるサポートを必要としている」ということは今回の調査データからも明らかです。

詳しいデータはこちら

 

男性育休を取り巻く現状として、「長時間労働が評価されがちな職場では育休を取りにくく、パートナー側の家庭内労働の負荷が増加し、パートナーが自身のキャリアをあきらめざるを得なくなる」「制度によっては利用すること自体がキャリアの足かせになってしまう暗黙知の存在」といったことがあります。

例えば女性側が長く育休を取得することになったとしても、それは世間体を気にしていたり、親やパートナーからの圧力だったりなど、本来の本人の意思ではないこともあるのです。だからこそ、一歩引いて考える必要があります。本人とパートナーはそれぞれキャリアとライフのバランスをどうしていきたいのか。それらを互いに共有し、理解し合った上で行動を選択していくために、パートナー同士の話し合いが重要です。

 

そして、世代による傾向の違いを抑えておくこともまた助産師にとって重要なことのひとつでしょう。その傾向の違いについても今回の調査レポート内で触れています。

 

最後に
助産師が踏み込める範囲は活動場所によって様々ですが、声掛けの形は今一度考えて頂きたいことのひとつです。
例えば、「あなたの育児のサポーターは誰になりそう?サポートの調整をするのにパートナーは育休をどれくらいとれそう?」という声掛け。
これを「あなたの育児のサポートを誰がするのか」という視点ではなく、「新しい家族のかたちで、あなたもパートナーもどのように生活し、育児をしていくのか、(さらに、互いのキャリアはどうしていきたいのか)」という声掛けに変えてみるとどうでしょうか?

 

声掛けひとつで全く違う捉えられ方になるはずです。

 

今回の筒井先生の調査レポートはこちらのURLから取得いただけます↓
【調査レポート】
「育休を取得した男性社員1,000人に聞いた、より働きやすくなるために必要なこと」
https://speakerdeck.com/xtalent/research-report-on-paternity-leave

 


 

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